概要
gnusocial.jpの管理人がインスタンスブロックは違法なので訴える(魚拓1、魚拓2、魚拓3)と言っているようです。
私が管理するインスタンス(misskey.sda1.net)でもgnusocial.jpのブロックを行っていますが、これが違法行為と言われるのは心外です。
ここに反論をまとめると共に、Fediverseの1サーバーの管理者として一連の行為を最も強い言葉で非難します。
⚠注意
私は法律の専門家ではありません。正確な情報の記述を心がけていますが、ここに書いてあるのはあくまでも私の見解です。
憲法は法律ではない
反論1
日本では、憲法14条1項の「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」の規定で、差別は禁止されています。 日本国憲法では、「憲法21条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」への違反相当と思われます。
web.gnusocial.jp(https://web.gnusocial.jp/post/2023/02/08/5253/)より
gnusocial.jpの管理人は日本国憲法の条文を元に違法と言っているようですが、憲法とは国家を縛るものです。国民は憲法を元に作られた法律を守っていれば罰せられることはありません。
日本国憲法第99条を読みましょう。
第九九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
wikipediaにはこう書かれています。
なお、ドイツの憲法である基本法では、ドイツ国民に憲法擁護義務を課している(戦う民主主義)が、日本国憲法第99条の憲法尊重擁護義務に、一般の日本国民は含まれていない。
反論2
なお、SNSでのブロックに関しては、過去にドナルド・トランプ元大統領が行ったTwitterでのブロックに対して、言論の自由に対する憲法違反の判決が出ています。
web.gnusocial.jp(https://web.gnusocial.jp/post/2023/02/08/5253/)より
これは米国での判例であり、日本国内での法解釈とは全く無関係です。しかもこの判例でも違憲判決が下ったのはアメリカ合衆国憲法第6章の第3項に基づく尊重擁護義務がある大統領に対してであり、一般国民にこれが適用されるかは怪しいです。
そもそもの話
サーバーの所有者はどのサーバーと通信(連合)するか、しないかを決める正当な権利があるはずです。
そもそもgnusocial.jpは不安定でまともに連合できていませんでしたし、gnusocial自体バグが多くブロック機能ですらまともに実装されていません。
ユーザーがgnusocial.jpのブロックという決定を受け入れられない場合、gnusocial.jpをブロックしないサーバーもたくさんあるのでそれらに移動すればいい話です。
現時点でgnusocial.jpのブロックが理由でインスタンスを変更したユーザーは見たことがありませんし、Misskey.ioで行われたアンケートでもgnusocial.jpのブロックを望む勢力が優勢でした。
gnusocial.jpの管理人の行為自体がFediverseの発展を大いに妨げていること、これ以上の恐喝を行うとgnusocial.jpの管理人が脅迫罪や強要罪などの罪に問われる可能性も十分あるということを最後に警告して終わりにします。